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本日は Drupal (ドルーパル)日本語訳シリーズの一環で「 Drupal を CMS として使うメリット」という記事を翻訳してご紹介できればと思います。 原文はこちらです。

非常に短い記事ではありますが、この記事を読むことで概論として

  • Drupal には CMS としてどのような特徴があるのか
  • Drupal はデフォルトでどんなことをサポートしようとしているのか

といったところを端的に把握していただけるのではないかと思います。

私たちのような Drupal 専門の制作会社のメンバーが Drupal の説明をするとどうしても Drupal への思い入れが強いために過剰な熱が入りがちです(笑)。 Drupal.org の記事も「 Drupal ラブな人が書いている」という意味では完全に中立なものではないのですが、制作会社のメンバーが書くのとはまた違った視点からの Drupal 紹介文としておもしろいものになっているかなと思います。 CMS 選定でお迷いの方は判断材料としてぜひご参考にしてみてください。

では、以下が翻訳文です。 日本語としてのわかりやすさを重視し、ところによって意訳、ところによって直訳となっています。 原文の厳密なニュアンスが知りたい方は直接原文の方もご覧になってみてください。

Drupal の CMS としての特徴

Drupal は活気あるコミュニティが作る可能性にあふれたパブリッシングプラットフォーム(投稿用のプラットフォーム)です。 そのまま、もしくはカスタマイズを加えて使える無料のデザインとプラグインを使うことで、すばやいサイト構築が可能となります。 開発者にはそのドキュメント豊かな API が、デザイナーにはその柔軟性が、サイト管理者には限界のないスケーラビリティが喜ばれています。 Drupal のコンテンツ管理機能を使うとサイトの制作や管理がラクになります。

ORGANIZE & FIND (整理 & 発見)

Drupal にはコンテンツの整理や構造化、発見や再利用を支えるツールがたくさん備わっています。 コンテンツクリエイターのための、タクソノミーを使った分類、ユーザフレンドリーなパス URL の生成、カスタムリストの生成やコンテンツ間の関連付け、すぐれたデフォルトコンテンツの作成機能などがあります。

CREATIVE CONTENT (コンテンツ作成)

使いやすいかんたんなインタフェースでコンテンツを管理できます。 Drupal の高い柔軟性は、動画やテキストやブログ、ポッドキャストや投票といった無数のコンテンツタイプを扱うことができます。 強固なユーザ管理やメニュー処理、リアルタイム統計やオプションでのバージョン管理なども可能です。

ADMINISTER (管理)

Drupal には新しいユーザアカウントとユーザ権限におけるすばらしいオプションがあります。 ユーザにはひとつ以上のロールを割り当てることができ、各ロールには管理者が許可したもののみ閲覧や作成が可能になるようなきめ細やかな権限設定が可能です。

COLLABORATE (コラボレート)

Drupal のソーシャルパブリッシング機能は、ユーザが自分の意見を示したり他のユーザとつながったりすることを促進するサイトやアプリケーション作成をサポートします。 コンテンツの作成、閲覧、管理、公開やその他のやりとりにおいて、誰に権限を与えるのかをしっかりと管理することができます。

BUILD (構築)

プログラミングを行わずに、社内向けや社外向けのウェブサイトをほんの数時間で構築することができます。 新しいサイトを作る度にスクラッチ(ゼロ)からスタートする必要はありません。 マルチサイト設定の利用や、 Drupal ディストリビューション(インストールプロファイル)の利用も可能です。 ディストリビューションやインストールプロファイルを使うと、特定の用途や特定のサイトタイプに向いた要件や仕様の設定済みのセットをダウンロードひとつで利用できるようになります。

DESIGN AND DISPLAY (デザイン / 表示)

Drupal のプレゼンテーションレイヤーを使えば、デザイナーはユーザをひきつけトラフィックを増加させるような使い勝手のよいインタラクティブ体験を作り出すことが可能です。 既存の Drupal テーマをサイトに入れればすぐに利用しはじめることができます。 ほしいものが見つからなければ他の人も使えるものを自分デザインしてみましょう。

EXTEND (拡張)

16,000 を越える数のモジュールがあるので、サイトの要件の大部分は Drupal のコアとアドオンモジュールで実現できてしまいます。 他のサイトでも利用できるような機能を作るためではなく、すばらしいサイトをつくり上げるためにあなたの労力を使いましょう。 他の人が使うモジュールに貢献(コントリビュート)することも可能です。

CONNECT (接続)

Drupal を使うと、あなたのウェブサイトを Web 上の他のサイトやサービスと結びつけることもかんたんにできます。 aggregation や feeds 、検索エンジン対応機能を使いましょう。 多くのユーザとのつながりを持つために SNS 連携機能もサポートされています。 Drupal では外部のメディアやファイルサービスとのインタラクションを行うかんたんな方法も提供しています。

翻訳は以上です。 いかがだったでしょうか?

いずれも端的な表現になっているのでこれだけでは「具体的にどうなの」というのはわかりづらいところかと思います。 特に掘り下げたい部分がある場合は各リンク先を見ると個別の説明が載っていますのでそちらもご覧になってみてください(ただし英語です)。

WordPress や Joomla! 、 Plone など Drupal 以外の CMS でも似たようなことがうたわれているので、本当の意味で差別性のある「 Drupal ならでは 」の特徴というのはこれだけではなかなかわかりづらいかもしれません。 私の個人的な感想としては、 Drupal は比較的重量級といいますか汎用性の高い「全部入り」な感じの CMS ですので、中でも特に「 ADMINISTER (管理)」「 COLLABORATE (コラボレート)」「 EXTEND (拡張)」あたりの項目が特に Drupal らしい「ならでは」のポイントではないかと思います。 このあたりは「何と比べるのか」「どこを比べるのか」によって意見も変わってくるところですが、 CMS 選びのひとつの参考として捉えていただければ幸いです。

最後に各項目の見出しを改めて箇条書きにまとめておきます。

また、弊社のページや記事でも俯瞰的に見た Drupal のご紹介をしています。 よろしければこのあたりの記事もご参考にしてみてください。