RESTful Web Services と REST UIで始めるDrupal8 REST API入門
小林 基樹
Drupal8ではheadless Drupalという話題もあるように、簡単にREST APIを定義できる機能があります。
RESTful Web Services と REST UI の2つのモジュールを利用し、GUIよりREST APIを定義する方法をご説明します。
REST UI モジュールのダウンロード
REST UI
モジュールはコアに組み込まれていない為、ダウンロードする必要があります。
RESTful Web ServicesとREST UIモジュールの有効化APIを提供する
RESTful Web ServicesモジュールとGUIよりREST APIの設定を行うREST UIモジュールを有効化します。
REST API の設定
モジュールを有効化すると、環境設定のウェブサービスに「REST」という項目が現れます。

REST resources画面では、以下のようにAPIとして利用可能な一覧が表示されます。

ユーザ情報取得APIの利用
今回はユーザー情報を取得するAPIを試してみます。
まず、APIを有効化し受け付けるメソッドはGET受け付けるリクエスト形式はjson認証はcookieを選択します。
有効化するとRESTの一覧の
有効に先ほど設定した内容が表示されます。
設定は以上で終わりです。GUIで設定可能なので、簡単ですね!
実際にAPIを叩いてみると、以下のようにJSONが取得できます。
URLはhttp://example.com/user/1?_format=jsonという形式になります。(_format=jsonのGETパラメータを忘れるとエラーになりますので注意しましょう)
簡単ですが、以上がDrupal8でのREST API入門になります。
GUIよりクリックするだけでユーザやノード等がJSONで取得可能になるので、非常に便利かと思います。
ただし、上記設定の場合細かいカスタマイズ(特定の項目を非表示にしたり、項目が1つのものは配列化しないようにしたり…)は出来ないため
次回はRESTful Web Servicesを利用したカスタムモジュールを作成し、カスタマイズしたAPIを作成したいと思います。




