アイキャッチ画像: デスクの上でパソコンを使用している

こんにちは森山です。弊社ではの雑誌を数冊定期購読していますが、その中の「web Designing」の今月号に興味深いデータがあったのでご紹介しておきます。

以前のブログでも最近のWeb業界の動向をデータで見るスマートフォン/ファブレットのシェア率データで見るスマートフォン / タブレット普及率とWebサイトへの対応率などのブログでご紹介してまいりましたが、いずれもWebに絞ったデータとなっていました。 今回ご紹介させていただくのは、Webにかぎらず、新聞やテレビなどあらゆるメディアを対象としたデータです。全メディアの中で消費者が頻繁に利用しているメディアが年代別に移り変わっている様子がよく分かります。

メディア総接触時間の時系列推移

下記のグラフを見てください。 こちらは2006年から2015年までのメディア総接触時間の時系列推移を表したグラフです。 博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が、生活者のメディア接触の現状を把握するために、年1回「メディア定点調査」を実施しており、そのうちの「メディア定点調査2015」では、2006年からの時系列分析を実施されています。

東京地区

増加するメディアとの接触時間

2015年のメディア総接触時間は383.7分(つまり約6.4時間・・!)で、2014年とほぼ同じ結果となっていますが、9年前の2009年と比べると約50分もメディアと接触する時間が増えています。 スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの普及によりこれまでメディアに接触することのできなかった移動時間にも手軽にインターネットに接続することができるようになったという環境の変化が大きいのではないでしょうか。

スマートフォン/携帯電話・タブレットによる接触時間が今年初めて1/4を超えました

グラフを見てみると、ここ数年でスマートフォン/携帯電話からのメディア接触が爆発的に増えていることがよく分かります。また、タブレット端末については2014年から急に現れていますが、今後も増加が予想されています。 昨年から利用時間が伸びているのはスマートフォン・携帯とタブレット端末のみとなっており、その他のメディアについてはスマートフォンやタブレット端末に押されてか、減少傾向にあります。 携帯・スマートフォンとタブレット端末の総接触時間を併せると今年初めてメディア総接触時間の1/4を超えるという結果になりました。 近年のデジタル化の傾向はパソコンよりもスマートフォンやタブレット端末などいわゆるスマートデバイスが牽引しているという結果がこのデータから見てとれますね。

PCからの接触は2011年をピークに徐々に減少

テレビ・ラジオ・新聞・雑誌といった従来メディアの利用は年々減少傾向にあり、インターネットを用いた媒体であるPCやスマートフォン、タブレット端末による接触が増えているのはみなさんご想像の通りであったかと思います。 ですがデータをよく見てみると、PCからの接触は実は2011年をピークに徐々に減少傾向にあります。メディア総接触時間のうち、ピーク時には81.7分となっていますが、2015年は68.1分となっており2009年とほぼ同じ数値となっています。これは少し意外な結果と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。その代わりにスマートフォンやタブレット端末からの接触時間は爆発的に増加傾向にあり、これまでデスクトップPCを使用していた方の一部がスマートフォンやタブレットへ移行したと見られます。 私たちWeb制作会社にとってもレスポンシブWebデザインへの対応の重要性を改めて感じさせられる結果となっています。

意外と根強いテレビ人気

私が意外に感じたのはテレビの接触時間でしょうか。意外に多い気がしませんか?全体で見るとテレビへの接触時間が圧倒的に多い結果となっています。私は普段見るテレビといえばNHKの朝の連続小説の「朝が来た」と、日曜のワンピースと鉄腕DASHくらいで(笑)あまりテレビを見ません。ニュースもテレビで見るよりもWebで見たほうがスピーディーに興味がある情報だけをキャッチすることができるため、テレビでニュースを見ることはあまりなく、Webで見たニュースを数日後にテレビで流しているのを見かけてちょっとした優越感に浸るくらいです(笑) 年齢を重ねたせいか周囲の人もあまりテレビを熱心に見る人が少ないので、勝手ながらテレビの需要は激減したように思っていましたが、世間一般にはまだまだ強いメディアといえそうです。

最後に

いかがでしたでしょうか。 Webで何かを発信していこうとする際に、こういったメディア全体としての動向を掴んでおくというのも割と大切なことかと思います。消費者の生活の中におけるWeb媒体の立ち位置を再認識して、より効果的なWebツールのあり方へとつなげていければと思います。