皆様こんにちは。澤田です。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、当社サイトは1月中旬にリニューアルが完了いたしました!以前のサイトも現在のサイトも、弊社はオープンソースCMS、Drupalを使用してWebサイト制作をしています。本日は、リニューアルしサイトが一新したことを機に、あらためてCMSとは何かお話ししながら、主要なCMSの紹介をしたいと思います。

CMSとは

CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、ホームページ制作に関する技術的な専門知識が少なくても、ホームページの更新や管理ができるツールです。HTMLなどの専門知識がなくても、ブログサイトを編集するような感覚でページを作成したり、運営管理を行うことができます。

CMSもたくさんの種類があり、初心者向けにテンプレートが用意され管理が簡単なもの、自分の好みで本格的にカスタマイズができるもの、ネットショップ専門のもの、中小規模サイト向けのものなどCMSによって特徴があります。CMSを使用したホームページ制作をする際に、豊富なCMSの中から制作したいサイトに適した特徴を持つCMSを選んだり、使用するCMSを決めてサイトにあわせてカスタマイズしたりと、制作したいものに適したCMSを選ぶのもいいと思います。

海外製オープンソースCMS

Drupal

ホームページ制作に欠かせないCMS-Drupal

Drupal

当社で使用しているDrupal。スタジオ・ウミおなじみのCMSですね!カスタマイズによってデザイン・豊富な機能が実装できる、柔軟性に優れたCMSです。運営管理も簡単で、元ファイルをいじらなくても、ブラウザ上で確認できる管理画面から多くの操作が可能です。 Drupal8から管理画面を含めレスポンシブ対応が標準となりましたので、スマホからの運営管理も可能です。日本では知名度が高いとは言えませんが、NASAのWebサイトやホワイトハウスのWebサイトにもDrupalが利用されています。

WordPress

ホームページ制作に欠かせないCMS-WordPress

WordPress

日本での知名度がもっとも高いCMSです。元々ブログ作成ツールなのですが、無料のテーマやプラグインが豊富なので、初心者でも自由度が高いです。公式サイトに日本語ページが用意されているのも日本人が親しみやすい理由の一つでしょうか。

Joomla!

ホームページ制作に欠かせないCMS-Joomla!

Joomla!

CMSに必要な、検索・問い合わせ・リンク・メールフォームなどの機能を標準で備えています。 他言語に対応していて、現在64言語までサポートされています。もちろん管理画面も他言語に対応しているので、海外製CMSですが日本人でも親しみやすくなっています。標準でレスポンシブ対応しているのも魅力の一つです。

国産CMS

国産CMSとはその名の通り日本で開発・提供されているCMSのことです。CMSは海外製が多いため、CMS=英語 というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。当社ではDrupalを使用しているため、よくブログを読んでくださっている方なら国産CMSと言われてもピンとこないかもしれません。海外産のCMSは英語が出てきてよくわからない!とお思いの方も、国産CMSは操作や管理に困ったとき公式のサポートや関連記事も多く、馴染みやすいのではないでしょうか。 上記のオープンソースCMSよりも比較的ライトな感覚で触れられると思います。

SOY CMS

ホームページ制作に欠かせないCMS-SOY CMS

SOY CMS

国産のプラットフォーム型汎用CMSです。SOY CMSに連携した拡張機能が豊富で、ECサイト構築用システムのSOY Shop、メール一括配信ができメールマガジン配信に便利なアプリSOY Mail、ランディングページ作成アプリSOY LPOなど、サイトに必要となる基本的な機能からプラスアルファまで取り揃えられています。

Baked

ホームページ制作に欠かせないCMS-Baked

Baked

オープンソースのPHPフレームワーク「CakePHP」をベースにした、国産のCMSです。 スマートフォン用のデザインテーマが標準で付属されており、Webサイトを作ると自動的にスマホサイトも作れるようです。こだわっている時間はないけどスマホにも対応させたい!という場合に便利そうですね。

baser CMS

ホームページ制作に欠かせないCMS-baser CMS

baser CMS

こちらも「CakePHP」をベースにしています。「日本人が日本人の為に開発している国産CMS」と言っているだけあって、日本人に親しみやすいよう作られています。Web構築が苦手な方でもホームページが作成しやすいようチュートリアルや作成ガイドも用意されており、ホームページ制作をする敷居が低い印象です。

a-blog cms

ホームページ制作に欠かせないCMS a-blog cms

a-blog cms

マルチデバイス対応のCMSで、スマートフォンで使用できる基本テーマが同梱されています。表示の振り分けもスマホ一括ではなく、iPhone、iPad、Android、i-mode2.0等の各デバイス毎に設定できるようです。iOS対応のアプリもあり、スマホからのサイト更新も可能です。 メールマガジン機能も使用できるので、メールの一斉配信も可能です。※4つのライセンスが用意されており、ライセンスによって使用できる機能は異なります。

OpenPNE

ホームページ制作に欠かせないCMS OpenPNE

OpenPNE

SNSやサークル・企業のグループウェア等コミュニティサイトの作成に秀でており、人との連絡や人員管理に適しています。

pWebManeger

ホームページ制作に欠かせないCMS pWebManeger

pWebManeger

HTMLで制作した既存のサイトにはめ込むことができるおりはめ込み型CMSです。ホームページを持っているけれど更新管理を楽にしたい、専門知識がなくても更新できるようにしたい、などといったCMSの導入を考えている方によさそうですね。

おまけ:島根県CMS

ホームページ制作に欠かせないCMS 島根県CMS

島根県CMS

行政機関向けのCMS。最初にリリースされたのは2010年のようです。バージョン2からはGit Hub ページが用意されています。私はこの存在を知らなかったのですが、こんなストレートな名称のCMSがあったんですね…!行政機関向けということで、市の公式ホームページなどに特化した機能が付いているのでしょうか?

まとめ

まとめてみるとよくわかりますが、もう多くのCMSがスマートフォンに対応していますね。Webサイト制作時にスマートフォンサイトを同時に制作できたり、レスポンシブWebデザイン対応だったり、専用のアプリがあるなどと形は様々ですが、マルチデバイスを意識したCMSがもはや主流となっています。今後のアップデートでどんどんマルチデバイス対応が進んでいくのではないでしょうか。

このようなブログを書いていながら、私も今回初めて知ったCMSがいくつかありました。いろんなCMSを見ていると、実際使用してみるとどんな触り心地なのか、興味が湧いてきますね。とはいえ、私はまだまだDrupalのことも熟知できていないので、他のCMSを勉強する余裕が生まれたら色々と見てみたいと思います。


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