時代に合わせたDrupal管理画面UI(React)の採用について


Drupal8がリリースされ2年半ほどになりますが、Drupal7以前と比べバックエンドはSymfony2やtwigの採用により OOPに慣れ親しんでいる方はカスタムモジュールが作成しやすくなり、テーマもtwigによる恩恵を受けコードの 保守性や見通しが上がった方が多いのでは無いかと思います。 (D7以前は (.incファイルで分割できますが)基本的には .module ファイルにコードを書いていた為、 一つのファイルが肥大化しコードの見通しが悪くなる場合がありました)
しかし、フロントエンド(JavaScript)は依然jQueryありきとなっており、流行のJavaScriptフレームワーク(React, Vue, Angular等)の 採用には至っていません。
そのような中、先週のThe Weekly Dropにて管理画面にモダンなJSフレームワークを利用するにあたっての状況が知らされている記事がありました。 https://www.lullabot.com/articles/drupal-javascript-initiative-the-road-to-a-modern-administration-ui
この記事を読んでみるとwatchdog(最近のログメッセージ)画面をプロトタイプとして構築した知見等が記載されています。
その中でやはり課題としては以下のようなものがあるようです。
- Reactを利用した画面(モジュール)と以前の形式でのテーマ切り替え
- Views等のサイト構築ツールのReact化
- Drupal Form APIと密接に連携しているフォーム関連のReact化
このプロジェクトは現在進行中でgithubでお試しや議論が行えますので、DrupalのReact化にご興味のある方は参加されては如何でしょうか
https://github.com/jsdrupal/drupal-admin-ui