Drush 8 の Phar ファイルが削除されてしまっため、この記事のやり方で Drush をインストールすることはできなくなりました。Composer を使った方法で Drush をインストールしてください。

こんにちは、最近社内のサーバーを VPS に移転する作業にとらわれて Drupal 開発をあんまりしていない 大野です。

先日 Drush のバージョン 8.0.0 正式版がリリースされたのはご存知でしょうか。この 8.0.0(正確には 8.0.0-rc3)から公式に Phar 形式がサポートされるようになり、インストールが非常に簡単になったので今回は改めてインストールの方法を紹介したいと思います。

ちなみに Phar ファイルとは Java の JAR アーカイブと似たもので、PHP アプリケーションを動作させるために必要なファイルをひとまとめにしたものです。(php.net に書かれている内容そのままですね!)詳しくは「 php.net の Phar アーカイブの使用法: 導入」をご覧ください。

弊社のブログではこれまでに様々な Drush のインストール方法をブログにまとめてきましたが、今回の方法は他のソフトパッケージ管理ソフトに依存せずにインストールできるので、何も設定されていない状態であれば、おそらくこの Phar 形式でインストールする方法が最も早く安定版が使えて簡単です。

Drush 8.0.0 は PHP 5.4.5 以上の環境が必要ですが、Drupal 6 から Drupal 8 までサポートしています。環境的に問題がある場合を除き古いバージョンを使う理由は無いので、これから新たにインストールされるのでしたら迷わず Drush 8.0.0 を使いましょう。

この記事は Mac OS X などの Unix 系の環境をお使いの方が対象です。

インストール方法

以下の内容は drush.org に掲載されている「Install/Upgrade a global Drush」をベースにししたもので、ターミナルを使ってインストールする手順です。

以下の wget コマンドを使うか、 https://github.com/drush-ops/drush/releases から最新の安定版をダウンロードしてください。

$ wget http://files.drush.org/drush.phar

最新の安定版では無いものを利用した場合は以下のコマンドを使います。

$ wget http://files.drush.org/drush-unstable.phar

ダウンロードしたファイルが正常に動くかテストします。

$ php drush.phar core-status

以下のように Drush の情報が表示されれば成功です。設定値は環境によって異なります。

PHP configuration      :  /usr/local/etc/php/5.6/php.ini
PHP OS                 :  Darwin
Drush script           :  /tmp/drush.phar
Drush version          :  8.0.3
Drush temp directory   :  /tmp

drush.phar に実行権限を与えます。

$ chmod +x drush.phar

/usr/local/bindrush と言う名前で移動します。sudo コマンドを使っているのでパスワードを聞かれますので、ユーザーのパスワードを入力してください。

$ sudo mv drush.phar /usr/local/bin/drush

以下 init コマンドを使うと bash 用の自動補完やエイリアスを利用できるようになり、コマンドプロンプトに Git のリポジトリまで表示されるようになります。設定が自動的に .bashrc 追加されるので、この辺りは好みに応じて適用してください。

$ drush init