そろそろ Drupal 8 のリリースが見えてきたと言うこともあり、 Drupal 8 の開発を意識され始めたエンジニアの方も多くなってきたのではないでしょうか。今回は Drupal 8 に対応した Drush 開発版のインストール方法について簡単に解説します。なお、当たり前のことですが開発版の Drush は安定版と比べると重大なバグが潜んでいる可能性が高いので十分に注意して使用してくださいね。

Drupal 8 をサポートした Drush は2015年6月現在、開発版のみです。 Drush のインストール方法については何通りかありますが、今回は Composer を使った場合と Homebrew を使った場合の2パターンの方法を解説します。

Composer でインストールした Drush を開発版にする方法

Composer を使った Drush の基本的なインストール方法については弊社の後藤が書いたComposer で Drush をインストールする方法を参考にしてくださればいいのですが、インストールするパッケージを選択する際に以下の様に開発版を指定する必要があります。

# 安定版をインストールする場合はこうですが
$ composer global require drush/drush:7.x

# 開発版をインストールする場合はこの様に入力します。
$ composer global require drush/drush:dev-master

ちなみに既に Composer で安定版の Drush をインストールしている場合でも、下側のコマンドを入力するだけで Composer が自動的にチェックアウトし直してくれますので、事前にアンインストールする必要はありません。

Homebrew でインストールした Drush を開発版にする方法

先日 Drush 7.0 の正式版がリリースされてから早速 Homebrew のパッケージもリリースされましたね。中の人達の対応が早くてとても助かります! Homebrew 自体のインストール方法については検索すれば沢山でてきますのでググってください。

既に Drush をインストールしている場合は事前に unlink コマンドを使って無効化するか、 remove コマンドで削除する必要があります。初めてインストールする場合は下記のコマンドは必要ありません。

$ brew unlink drush

開発版のインストールは通常の install コマンドのオプションに --HEAD を加えるだけでOKです。 update は必要に応じておこなってください。

$ brew update
$ brew install --HEAD drush

安定版と開発版の切り替え

先ほどの unlink を使ってパッケージのシンボリックリンクだけを消した状態であれば brew switch コマンドで二つのバージョンを切り替えることも簡単です。

開発版を使いたい場合。

$ brew switch drush HEAD

7.0.0 の安定版を使いたい場合。バージョン番号はインストールしているパッケージによって変えてください。

$ brew switch drush 7.0.0

Drupal 7 と Drupal 8 のサブコマンドの違い

Drush 8 ではバックエンドの設計が大幅に変わったことから Drush で使用するコマンドも必然的に変更されているものがあります。例えばキャッシュクリアをする際には Drupal 7 では drush cache-clear all と入力していたと思いますが、 Drupal 8 では drush cache-rebuild にコマンドが変更されています。

これまでの Drupal 史上最も変更が多いメジャーバージョンアップになるので、エンジニアは苦労が多くなりそうです。