アイキャッチ画像: デスクの上でパソコンを使用している

こんにちは。プログラマーの山中です。
滋賀県内の田植えブームは過ぎ去ったようで我が家の田植えも終わり、日曜に苗を育てていたビニールハウスの片付けを行っていました。
そしたら翌日、見事に筋肉痛が・・・泣 滋賀は自然も多くて散歩に適した場所だと思うので風景を楽しみながらでも歩かなあかんような気がしてます。
デスクワークはなかなか動き回れませんからね。

ところでリファレンスなどを見る時、全然意味のわからない用語があると読む気力が削がれちゃいませんか?
ってことでDrupalの基本的な用語を押さえてみました!用語の英語表記も記述していますのでDrupalに関する検索を行う時の手助けになれば幸いです。
ここに書いてある単語より有名なViewsとかPanelsのことは?って人には申し訳ないですが、 ここではDrupal7のよく使われているコアモジュール内の単語についてお話ししています。

ドゥルーパル、ドルーパル / Drupal

素敵なCMSです。詳しくはこちらのページをどうぞ
議論型のサイトではDrupal7はD7,Drupal6はD6などと省略されているのを見かけます。

モジュール / Module

Drupalではモジュールを組み合わせることで自分好みのCMSを作り上げることができます。
Drupal本体に入っているモジュールはコアモジュール(Core Module)、ユーザーによって寄与されているモジュールは寄与モジュールやコントリビュートモジュール(Contribute Module)と呼ばれます。
Wordpressでいうプラグインみたいなものですが、Wordpressのプラグインと大きく違うのはDrupal本体自身もモジュールによって成り立っていることだと思います。
モジュールは自分で作成できるので足りない機能があれば作っちゃいましょう。ご自身でのモジュール作成が難しい場合、Studio Umi+で制作させていただくこともできますので、是非お問い合わせくださいね。
寄与モジュールを探す時はdrupal.org内で探すよりもDrupal Modulesで探す方が良いとDrupal Cafeでお聞きしましたよ!
ちなみにあんまり入れすぎると重くなってしまいます。

テーマ / Theme

テーマを変えるとデザインを変えることができます。
ロゴを変えたりColorモジュール対応のテーマの場合はcolorモジュールを有効にすることでサイトのメインカラーを変更することができます。
テーマはモジュールと同じように自分で作ることができます。Drupalのテーマ作成時のルールとCSSとHTMLと少しのPHPの知識さえあれば簡単に作れます。
テーマフォルダの.infoファイルを見ればテーマに何が設定されているのか見ることができます。あと次で説明するリージョンの設定もできます。
管理画面用のテーマも設定できますが、スタジオ・ウミではデフォルトで管理用のテーマファイル「seven」がインストールされているのでこのsevenテーマを使用しています。

リージョン / Region

日本語で「領域」って意味です。テーマによってリージョンの場所や数は違います。
リージョンにはブロックの配置が行えます。
helpモジュールを有効にしている状態で管理用テーマのブロックの設定画面で「システムヘルプ(System help)」を見やすそうな位置に移動しておく

とブロックの設定画面上に「ブロックリージョンを仮表示する(Demonstrate block regions (THEME_NAME))」ってリンクがでてくるのでリージョンを確認したいテーマのブロック設定画面でこれをクリックすると

こんな感じにテーマ内で設定されているリージョンを表示してくれます*'v') ここにブロックを配置していきます。
bartikテーマはリージョンがいっぱいですな。

ブロック / Block

リージョンに配置することができるコンテンツです。モジュールによって作られている場合もあれば自分で好きなコンテンツを作成することもできます。
ブログでいうブログパーツとかに近いでしょうか。リージョンの好きなところのどこでも配置することができるので強化版ブログパーツって感じですね!

タクソノミー / Taxonomy

日本語で「分類」です。ブログとかでカテゴリ分けできるものです。タグとして使っても良い感じです。

ボキャブラリー

日本語で「語彙」です。ボキャ貧って言葉は聞いたことがありますよね。
ボキャブラリーは大カテゴリといったところでしょうか。

ターム / Term

日本語で「用語」とか「言葉」です。小カテゴリといった感じでしょうか。
「分類」「語彙」「用語」って並ぶとなんだか辞書みたいですね。
タームの下にタームを作ることができます。下で書いてるサブタームってやつです。

About taxonomies
このページの例を借りるとこんな感じで分類できます。

ボキャブラリー = 音楽
  ターム = クラシック
    サブターム = 協奏曲
    サブターム = ソナタ
    サブターム = 交響曲
  ターム = ジャズ
    サブターム = スウィング
    サブターム = フュージョン

ユーザー / User

そのDrupalでできたウェブサイトに登録されている人です。
Drupalのインストール時に設定したユーザーID(uid)=1のユーザーは特別で、そのDrupalウェブサイトにおける最強の権限を持っています。

役割、ロール / Role

役割は細かく権限設定ができます。会社の役割で例えるならば社長はサイトの全部の管理ができる、部長はユーザーとコンテンツの管理ができる、平社員はブログの更新ができる、などといった感じの権限を設定できます。
その役割をユーザーに対して与えることができます。ユーザーは役割を複数持つこともできます。
ちなみに各モジュールの中の機能に対して権限設定をしているような形になりますので権限設定画面はモジュールごとに分けられて並んでいます。

キャッシュ / Cache

一時的に保存されるデータのことです。ATMで使えるカードのことではありません。それはCashや!
ページ読み込みの度にスタイルシートや画像やjavascriptを最初から読み込むのは場合によっては重くなります。そんなときはDrupalのキャッシュを効かせるとスタイルシートやJavascriptを圧縮してファイルサイズを小さくしてくれたります。
ただキャッシュを効かせたままにしておくと更新しても更新できてない?ってことがあるのでそんなときはキャッシュクリアをしましょう。

クロン、クローン / Cron

設定した時間ごとに定期的な処理を行います。
Drupalでいう定期的な処理とはモジュールやDrupal本体のアップデートがあるかどうかの確認やいらないキャッシュデータを削除する、といった感じですね。
あとサイト内の検索のインデックスを作成するのも大抵cronが走る度に行ってます。

クリーンURL / Clean URL

Drupalは通常「http://[サイトアドレス]/?q=node/3」のような形でパスを生成しています。
例えば/servicesのページならservicesの前に?q=を付けて/?q=servicesとしてアクセスすることができまして、こいつがパスの本体(?)的な役割をしています。
この「?q=」を消した状態のURLのことをクリーンURLといいます。
SEO的には?が入ったURLよりも良いらしいですし、なによりクリーンURLの方が見栄えがいいですよね!なので弊社で制作するウェブサイトはほぼ全てがクリーンURLを使用しています。

URLエイリアス / URL Alias

Aliasは日本語で「別名」とか「通称」です。
通常ノードコンテンツを作った場合アドレスは「http://[サイトアドレス]/node/数値」の形で生成されます。
Pathモジュールが有効になっている状態でノードの編集を行うと下の方にURLエイリアスの設定がでてきますので好きなパスを付けることができます。

ドルプリコン、ドルパリコン / druplicon

かわいい!
かわいい!
Drupal + iconらしいです・・・Drupalのキャラかと思ってたらアイコンでした。
最初はなんだこいつとか思っていましたが接している内にだんだんかわいく見えてくる憎めないやつです。

いかがでしたでしょうか。
今回は基本的な部分しかおさえていないのでDrupalを知るにはまだまだこんなもんじゃ足りません。
私もまだまだ知らない用語があるのでしっかり勉強できたらまた書きますね。


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